広島の中核病院で


過日の事、腰を悪くて治療をして戴こうと思い


成形外科の椅子に座り待っていた。


どこかで聞いた声が、隣の診療科受付からきこえてきた。


振り返って見たら。


学生時代の同級生君が、受付の看護師と話してる。


話が終わるのを見計らって君の所へ


「よう。久しぶり、どうしたの」と尋ねた。



君は「癌よ。あちこちが癌、直腸だろ、胃だろ、肺だろう


身体の中もう何もないよ。ワハハ」と、笑い声だけは豪快だが


身体が一廻り小さくなっているように思えた。



「元気でいなさいよ」「また、会いましょう」と互いに挨拶を


交わし別れた。




最近その君の事がやけに気にかかる。


君を見ることも無くなったが、不思議なことで夢に見る。


どうも気になり、勤務先の会社に電話したところ退社したとのこと。


君には冗談でも言えないが、仏様がお迎えに来られたのかな?




私らは、もうそんな年なんです。




私も、心臓大動脈剥離で大手術をしています。
心臓に近い上部大動脈と心臓弁は人工です。

寝ているとカタカタと音がする、それを聞くと安心する。
音が止まれば、現世は卒業です。














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